« 《いのち》が光る | トップページ | 「心」 それは、苦しみをつくるもの »

2006年4月24日 (月)

愛欲について

「ただ愛欲を思うばかりで、胸の中は迷いで一杯になっている。
愛欲に入り乱れて、居ても立っても心は安らかでない。
ひとのものを欲しがり、自分のものは惜しんで、
ただいたずらに自分のものにしたいと思うばかりである。
美しい婦女を見れば、賤しい眼で盗み見、
卑猥な行いをほしいままにするのである。
彼らは自分の妻を嫌って、
 密かに無分別に他の女性と関係を持ったり離れたりする。」

『大無量寿経』中村元訳(『仏典のことば』岩波書店より)


今も昔も同じといえば、人間の性(さが)だね。自分にも覚えが無くもない。
しかし最近は特に子供や若い女性が犠牲になる殺人事件が増えている。
不殺生、不邪淫は、仏教だけでなく世界宗教普遍の戒めだけど、
人類というのは馬鹿は死ななきゃ直らない状態が、
2500年以上も前から同じということでもある。

要は、人類はなどと一般化するのは間違いで、ひとり一人の心の問題である。
教育とは、その心を正しく育てることだ。これが忘れられているという因果応報が、
現代の荒んだ社会状況に反映されている。
占いブームも癒し系が流行るのも、心の空虚感の現れで、
仏教の空観とは大きな違いだが、
放っておくとまたまたインチキな新興宗教が現れるぞ!

心に隙間を作らないように、
特に無宗教というか信仰心のない人はご注意されるように。

合掌 観学院称徳
http://buddha.kangakuin.info/

|

« 《いのち》が光る | トップページ | 「心」 それは、苦しみをつくるもの »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/90140/1522535

この記事へのトラックバック一覧です: 愛欲について:

« 《いのち》が光る | トップページ | 「心」 それは、苦しみをつくるもの »