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2006年5月 3日 (水)

人は自ら為したことによって価値ある者となる

インドでは21世紀の現在でも生まれながらの身分制であるカースト制度が生きています。お釈迦様は、この身分制の頂点にあって当時インドの精神世界・宗教を支配していたバラモン達と2500年も昔にしばしば議論しています。

「あなた達は今日までバラモンの教えを奉じてきた。あなた達は自分達を梵天(ブラフマン=宇宙の創造神)に由来する者としている。この高貴な系統を引く故、他の人々よりも優れていると言う。人間は生まれによって価値が決められていると言う。だが、私はあなた達に言おう。人は自ら為したことによって価値ある者となるのであって、生まれによって価値ある者となるのではない。人は一人の人間として自ら為したことによって、世界の偉大な智に値する者となるのである。・・・・・バラモンと呼ばれるのが好ましいのではない。あなた達は、あなた達自らの力によって清浄な者となるのだ」

「人は自ら為したことによって価値ある者となる」

お釈迦様が明らかにした縁起の法則によれば、これは当然のことです。人は生まれた身分によって価値が決まることはない。「人は一人の人間として自ら為したことによって」価値が決まるのだということです。身分だけではありません。前世の行いによって宿命づけられることはなく、生まれながらにして天才や秀才など人の能力の程度が決まっているわけでもありません。愛される人や愛されない人がいるわけでもありません。すべては自らの日々の行い、努力によって決まるのです。

そしてこれには手遅れということはありません。いつ気が付いたとしても、気付くことと実行することが大切なのです。善因善果、悪因悪果。因果応報ですよ。どうせなら善を行い幸せになりましょうね。幸福になりたい、成功したい、愛されたい、尊敬されたい、このような欲なら神仏も可愛いもんだと許してくれますが、そうなるためには、そうするのは「一人の人間として自ら為したことによって」なのです。唯一の条件は、独りよがりや自分勝手ではなく、愛と慈悲の心で相手や他人と接することですよ。では、また! 

合掌 観学院称徳
http://buddha.kangakuin.info/

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